京都の塾 上京区の塾 吉村塾です  

京都・西陣 町家の勉強部屋

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02月

2月27日 吉村塾の今日の日誌です。

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上京・西陣の吉村塾です。

今日は15名の生徒さんに来ていただきました。ありがとうございます。

今日の京都は暖かくて、でもストーブは必要なので焚きましたが、教室内はどんどん温度が上昇。夜9時の終わりには28度に達していました。巨大ストーブ、付けたら最後、細かな調整が利きません。私が暑くてダウンしました。

中2のAさんとBさん、明日が定期試験最終日なので、普段の2倍増しで勉強していました。一応、褒めちぎりますが、普段からそのスピードで取り組んで下さい。4月からは、受験生ですよ。でも、明日の試験でいい点取ってね!

中3のCさん、勉強クラブ卒業です。3月7日の中期選抜まではチケットで来てくれます。3年間ありがとうございました。希望校に合格できるように、わが塾の稲荷様に祈願しておきます。人力で勝ちとる栄冠ですが、神力も少し加味してもいいでしょう。

 

2月26日 吉村塾の今日の日誌です。~京都・公立高校入試について その2~

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上京・西陣の吉村塾です。

引き続き、京都・公立高校入試について、考えます。

昨年度までの京都の高校入試の流れは、まず、私学専願か併願を決めて、私立高校を一校受けます。専願で合格すれば受験終了。併願で合格すれば「私立確保」となり公立受験へ進みます。このように書けば、他府県と何ら変わることはありません。

ところが、京都では年末をメドに「担任調整」が強力に入ります。成績の良くない生徒は私学へ行くように指導されます。併願で私立を受かった生徒に対しても「私学でもいいのでは」と強く勧められます。こうして公立高校の募集定員に合わせた受験生が確保されます。似たような指導はどこでもあると思いますが、京都は強力でした。だから、公立を受験して落ちる生徒はほとんどいない、という結果をもたらしていたのです。

このようなシステムが長く続くと、公立受験が認められれば私学は受験しない、あるいは、経済的理由で公立以外は受けない、といった要望が盛んになり出しました。また希望するⅠ類(普通科)でないところに回し合格されたくないから、有利なバス停を申請する、あるいは希望する公立校への進学を認めようとする、非常に細かなルールが次々と作られていきました。

私学は、専願志願者の確保に走り、中学校だけでなく、塾訪問も繰り返していました。併願合格者も公立へ流れることを見越して定員の数倍の合格数を出していました。そして「担任調整」をへて入学してくる生徒を待っている状態となっていたのです。しかし、私学は努力してきたと思います。教育指導技術は抜群で、国公立大学への進学では、公立校を圧倒してきました。京都の高校生の4割は私学を選んできたのです。

さて、今年からの公立改革です。一言でいえば、担任調整を行わず、自由出願へと変えました。そして総合選抜から単独選抜へと変更しました。これで京都の高校入試は激変したのです。

私学は入学者確保の見込みがなかなか立たず、より多くの併願合格者を出したと思います。ほぼ全入に近い数ではないでしょうか。数字はまだ公表されていませんので推測です。ただ、まわりに私学を落ちたという生徒を聞いていないのは事実です。

また、各中学校の担任の奨励もあって、公立前期選抜に定員の2,5倍の生徒が出願しました。しかし、担任によっては前期選抜(普通科)を受けないように指導した形跡もうかがえますが、専門学科への志願者も激増しました。これが「自由出願」です。教育委員会はこういう結果を予想していたのかどうか分かりませんが、7千名以上の不合格者が生み出されてしまい、世間の注目を集めてしまいました。

現在、中期選抜の出願者数の公表が待たれているところですが、定員数から考えて、2千名近くの生徒が、また不合格になります。公立高校受験で2度も不合格体験をすることになります。彼らに私立併願校が確保できていれば、3月17日の合格発表後のわずか3日後の20日までに、私学へ学費を納めなければなりません。

他府県では当たり前のことを大きく言うな、と叱られそうですが、京都ではこのような事態が、現在進行しています。「15の春は泣かせない。公立は受かって当たり前、地域の公立高校なのだから」というこれまでの常識は、今年から消えました。自由出願は当たり前なのですが、受験生を持つ京都の家庭で動揺が走っているのは事実です。

制度変更の周知は、出来ていたのでしょうか?

 

2月25日 吉村塾の今日の日誌です。~京都・公立校入試について~

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24日(月)に発表された京都府の公立高校前期選抜試験の合否判定は、大量の不合格者を出すことになりました。1万3037人の志願者数に対して、合格者は5289人でした。合格を勝ち取れなかった生徒さんが、7748人もいることになります。昨年までの、「特色選抜・推薦入学」制度とは、比べものになりません。選抜試験制度とはいえ、これほどの大量の生徒に「不合格体験」を課す試験は、一般の高校入試では考えられません。

専門学科を受験した人は一回限りの試験ですので、合否結果を受け止めることになりますが、例えば、嵯峨野高こすもす科は、前年度倍率2,04倍が、今年の志願者倍率は2,58倍でした。これほど高人気になると、合否の推定がとても難しくなります。西京高エンタープライズが2.09倍、堀川高探究学科群が1,79倍、桃山高自然科学が3,23倍などとなっており、専門学科で合格できなかった生徒が、中期選抜の主力となり、普通科のレベルアップをもたらすことになると思います。あるいは、併願で合格している難関私立校へ流れるかもしれませんが、公立改革にともなう「公立人気」が湧き起こるかもしれません。その可能性のほうが高いと思います。

また、普通科では例えば、鴨沂高は、前期募集定員40名に対し、志願者数は230人の5,75倍となり、「9校で5倍を超えた」と報じられました。「自由出願」になったことで、これまで以上の生徒が公立受験に挑戦したことが分かります。前記の不合格者数を見れば分かるように、多くの生徒が不合格体験をしました。「公立受験は落ちることがまずない」と言われた京都の高校受験が大きく変わりました。ここでいくつかの気になる点を示したいと思います。

第1に、不合格になった生徒が、気を取り直し、わずか2日(明日の26日)で中期選抜の志望校を決められるのか、ということです。分かっていてもショックを受けている生徒は多数いると思います。第2に、前期選抜の普通科はほぼ3科目入試であり、中期選抜では5科目入試となります。受験科目が増えることは影響が大きいでしょう。第3に、中期選抜は3月7日(金)です。ほとんど時間がありません。公立改革初年度ということもあり、生徒・保護者・入試関係者は気を揉むばかりです。

2月22日 吉村塾の今日の日誌です。

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今日は、補習日の土曜日でした。定期試験も終わり、受験も一段落がついて、静かな一日でした。でも、おかげさまでHPを更新したり、書類の整理に励みました。

実は心配なことがあります。24日(月)に発表される京都府の公立高校前期選抜試験の合否判定は、大量の不合格者を出すことになります。全日制の志願倍率は2,5倍です。「中期選抜試験でもう一回受験できるよ」という教育委員会の制度設定は、不合格体験への配慮がありません。

不合格になった生徒が、わずか2週間弱で意欲を取り戻して、受験に向けて勉強していけるでしょうか? 不合格ショックは、15歳の身には堪えがたいものだと思います。また、公立高校が2度受験できるというのも、他府県にはなかなか無いもので、後期選抜が実施されれば、3回も受験できる仕組みなのです。

総合選抜方式が、単独選抜方式に変わることは、より普通の受験システムになることなので歓迎できますが、高校間の序列が明確でない本年度の受験生は、いわば、実験対象のようなものでしょう。

当塾の中にも、受験生はいます。「受からないから、適当にね」なんては言えません。本人は「受かりたい」という思いで一杯だからです。もし、不合格になったら、どういう指導を行って中期選抜につなげるか、と思案しています。

前期選抜は、事実上かつてのⅡ類受験であり、中期選抜は、1類受験になるだろうと思います。しかし、前期合格者と中期合格者の入学高校のコース選択がどのようなものになるかは明確ではありません。これも実験対象となるのでしょうか。各高校の受け入れ態勢は万全なのでしょうか?

2月5日 吉村塾の今日の日誌です。

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今日は、小雪の降る中、インフルエンザが猛威を振るう中、13名の生徒さんにきていただきました。ありがとうございます。今日も楽しい一日でした。

今年の中学受験者は1名で、すでに西京高校附属中学に合格しました。高校受験者は4名で、目前に迫った前期選抜試験に向けてがんばっています。大学受験者は2名で、すでに塾を卒業しましたが、私大受験、国公立前期試験に向けてがんばっていると思います。吉報はHPで即日発表します。

小4のA子ちゃんのご両親が面談に来られました。「西京高校附属中学を目指したい」との受験宣言をいただきました。ありがとうございます。塾としては、「その方向で本人と話し合っており、テキストも受験用のものをすでに使っています」と伝えました。生徒と塾、塾と保護者の関係を密にして行くことができれば、決して不可能ではないと思います。

中2のB子ちゃんに、来春の単独選抜について最初の簡単な説明を行いました。「受験生としての自覚をさらに強く持って欲しい」と伝え、「今日から学校の授業の進捗に合わせたテキスト学習に変更する」と宣言しました。これで、勉強の速度がアップすると思います。指導方針の変更は、頻繁に行うものではありませんが、B子ちゃんに刺激を与えるためにも当面の間、継続する予定です。

中3のC子ちゃんが目指している嵯峨野高校京都こすもす科は、本年度より、3科目から5科目入試へと変更になりました。理科と社会の追加です。過去問題がない状態なので、いろいろと考えた末、京都女子高校の過去問題を演習に使うことにしました。京女はかなり難しいのでC子ちゃんも苦しんでいますが、ここは堪えて欲しいところです。

中2のD君は、お母さんがネットで当塾を選んでくれた生徒さんです。「授業について行けていない」というリクエストでしたので、学校と同じ教材を使い、先行予習タイプの指導を行っています。これを気に入ってくれたのでしょうか、今日友達を連れてきました。後日入塾する予定と言うことでした。

このように、毎日、生徒さんへの対応で楽しい日々を過ごしております。一人ひとりに的確に対応するというのが学習塾の理想ですが、塾を立ち上げてから10年を過ぎた今、その理想に近づいたかなと思っております。

2月4日(火)の吉村塾の様子です。

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2月4日。今日は14名の生徒さんに来ていただきました。ありがとうございます。

2月は、塾の募集期ですから、新規の生徒さんにどんどん入塾していただきたいと願っております。生徒さんにお友達紹介パンフレットをお願いすると、「5枚!」「3枚!」と持って帰ってくれます。とてもありがたい!

高2のA君。夢は消防官になること。塾で公務員対策を指導しています。公務員になるための勉強は、とにかくテスト演習を繰り返すことが一番です。一問ずつ、B5用紙に切り貼りして、テストテスト…です。最近は、正解率が上がってきて本人も満足の様子。しかし正解率70%にはまだまだ…かな。まだ時間はたっぷりあるから、しっかりと取り組んでいこう。

西京高校附属中学に合格した小6のB君が、「合格祝い休暇」を経て、通塾を再開しました。当面は、テキストの残りを続けて、中1数学と英語の学習に取り組んでもらいます。

明日は、列島全体が冷蔵庫化するようです。どなた様も、お体に気をつけてください。

 

 

 

未知の選択 京都 変わる春 高校入試 ⑤「京大だけが自己実現ではない」 序列化懸念 多様な指標を 今年から、京都の高校公立入試が大きく変わります。→続きはこちら

 

2月3日付の京都新聞に、「未知の選択 変わる 春 高校入試」というタイトルの記事が載った。引用すると-

模擬試験を手がける会社が作成した京都の公立校の受験資料に、今春の入試から単独選抜になる京都市・乙訓通学圏の公立校(普通科)の名前が64~43の偏差値順に並ぶ。予測の目安と注釈はあるが、担当者は「Ⅱ類の実績と志望人気度を加味した。大きく外れていないはずだ」と話す。

単独選抜移行で高校の序列化が懸念される。府教育委員会高校教育課は「学力や進路実績に差が生まれることは否定しない。ただ学校を選ぶ指標は学力だけではない。それだけで序列化とは言えない」と説明する。

府南部の山城通学圏は2004年度に単独選抜になった。中学や高校の校長らによると、何となくあった序列が顕著になった。公立中の男性教諭(51)は「格差が広がり、1番から10番まで順位が固定した」という。生徒の個性を重んじる進路指導を目指すが、「学校のランクを意識し成績で振り分けてしまいがちになる」と打ち明ける。

一方、順位や人気が移行前から変化した高校もある。城南高と西宇治高が統合して09年度に開校した城南菱創高(宇治市)は府内初の単位制専門学科を導入し、ここ数年人気が高い。統合前の2校に比べ学力の高い生徒が集まり、国公立大の現役合格者は10年度の17人から、12年度には3倍余りの61人に増えた。

木村博保校長は「教育内容を高められた。今までと同じでは、新たな学校を作った意味がない」と指摘する。半面、単独選抜でも低い学力の生徒は学校を選べないままだ。公立中の教諭は「自宅近くに入れる学校がない生徒は遠くに行かざるを得ない」と明かす。ある高校は、総合選抜時代に3割足らずだった地元以外の入学者が単独選抜に移行後は集まるようになり、13年度は5割を超えた。ただ別の府立高副校長は「京都大へ行く自己実現もあるが、そうではない自己実現はたくさんある。生徒の夢に序列はない」と強調する。

定員割れや縮小による統廃合も今後の課題だ。山城通学圏はこの10年間、09年度を除き毎年どこかの高校で志望第1順位の生徒の定員割れが起きている。私立校の一部生徒の授業料が無料になる府の支援制度が拡充された11年度は、3校が定員を満たせなかった。06年度に全県一区制を導入した滋賀県は当初、「統廃合の必要はない」としたが、結果的に16年度に4校が2校に統合する。府教委も「検討していない」との立場だが、府立高の校長は「子供が減る時代。統廃合が一番怖く、何としても定員割れを避けたい」と危機感を強める。

生徒は未来に羽ばたけるのか。高校を選ぶ制度のもとで初めて実施される入試を関係者は固唾を飲んで見守っている。

以上。

未知の選択 京都 変わる春 高校入試 ④「高進学率維持、私たちの力」 私立の維持「改革」に参戦 今年から、京都の高校公立入試が大きく変わります。→続きはこちら

 

2月2日付の京都新聞に、「未知の選択 変わる 春 高校入試」というタイトルの記事が載った。引用すると-

京都で難関大学の進学実績がトップクラスの私立として知られる洛南高(京都市南区)は昨春、東京大や京都大の合格者を多く出してきた進学コース「Ⅲ類」のブランド名を捨てた。受験者が年々減り、2011年度にはⅢ類とⅠ類を合わせた入学者が初めて定員割れをしたからだ。

京都市立の堀川高(中京区)や西京高(同)の台頭が影響した。数字を見れば進学実績はあまり落ちていなかったが、実情は中学から入る内部進学生が支えていた。余根田聡渉外部長は「高校から入ってもダメだとのイメージがついてしまった」と説明する。

学校改革を議論し、「学祖」と位置づける弘法大師空海に合わせてⅢ類とⅠ類の名称を「空」と「海」にした。空は高校から入学しても内部進学者の学力に追いつけるとPRする。余根田部長は「看板を変えることで改革への意志を示した。昨春は受験者が増え、持ち直しの兆しがある」と強調する。ただ公立校の制度変更で、堀川高や西京高のような学力重視の公立校が増えないか意識する。「長年、京大に入る人材を輩出してきたのは私たちだとの自負がある。公立校が税金を使って同じことをするのはどうか」

京都は、高校入学者のうち私立校が4割を占め、東京に次いで多い。「全国トップクラスの大学進学率を維持してきたのは私学の力」と、府私立中学高校連合会の野田清昭事務局長は指摘する。一方で、私立校が学力の低い生徒の受け皿にもなってきた。私立校関係者には入試制度の変更を含めた公立校改革の議論で私立校が外されたことに不満がある。

野田事務局長は「公立のやり方は上位層の生徒だけを獲得しようとしているとしか思えない。京都の高校教育を変えるなら、公私で話し合うべきだ」と批判する。府独自の私立校の就学支援制度で公立と私立の垣根は低くなっている。希望の公立校に合格できなかった受験生が私立校に行く傾向が強まる中、志願状況から、今春の入試は公立校の傾向がつかめず安全志向で「私立校の専願者が増える」と複数の中学校の校長や教員らは見る。

龍谷大平安高(下京区)は昨春の入試で1270人が受験し、併願者対策で定員300人を大きく超える1119人の合格者を出した。入学者は476人と合格者の43%に当たり、前年の38%を上回った。平井正朗校長補佐は「思った以上に戻ってきた」と喜ぶ。公立高改革の過渡期をチャンスと見て、今春は定員70人増やし、龍谷大への無試験進学や予備校講師による補習授業でアピールする。平井校長補佐は「公立とは違う教育ができる。張り合う気はない」と言い切った。

 

未知の選択 京都 変わる春 高校入試 ③「結果出してもなぜ行けない」 希望のミスマッチ 減るか 今年から、京都の高校公立入試が大きく変わります。→続きはこちら

 

2月1日付の京都新聞に、「未知の選択 変わる 春 高校入試」というタイトルの記事が載った。引用すると-

京都市右京区の嵯峨野高Ⅰ類で学ぶ次男(17)がいるパート従業員の女性(50)=右京区=は、昨春まで市内の公立校入試で続いていた全国唯一の総合選抜に疑問を持っていた。「がんばって結果を出しても希望する学校になぜ行けないのか」

3人の子供は嵯峨野高を望んでいた。しかし、総合選抜は受験生が願書に記入した「最寄りのバス停」を基に入学する高校を振り分ける。嵯峨野高1類に入った長女(21)は自宅近くよりも一つ高校寄りを記入した。自宅近くを書いた長男(19)は嵯峨野高Ⅱ類を不合格になった後、合格は別の府立高Ⅰ類になった。次男は長男の経験をふまえ、確実に入るため嵯峨野高に近い叔母方に住民票を移した。

女性は「中学の三者面談で『確実に生きたければ住所を変えた法がよい』と言われた」と打ち明ける。志望校近くに親類がおらず、受験期間だけアパートの1室を借りた友人もいた。合格高の決め方は、受験生の人数や居住地などで毎年変わり、生徒や保護者には分からない「ブラックボックス」だった。

伏見区のある府立高では2011年度、例年なら別の地域の府立高に入学するはずの生徒が多く入った。この高校の管理職は「合格発表で泣き崩れる生徒もいた」という。希望に沿わないとして、この年度の入学者約40人が私立校などに転学した。「単独選抜なら学校は魅力を努力して伝え、受験生は理解して志願できる。ミスマッチが少なくなのではないか」と期待する。

近年、公立校受験者が第1志望で不合格になると私立校に流れる傾向が強まっている。京都府教育委員会によると、京都市・乙訓通学圏の普通科志願者のうち、専願者の割合が07年度は10,3%だったが、13年度は24,6%と倍増した。

府教委は総合選抜でも受験生が高校を選べるよう、1985年の類・類型制度導入後、専門学科の開設やⅡ類の単独選抜化、通学圏の変更で対応してきた。京都市・乙訓通学圏の昨春の入試で、総合選抜で決まった受験生は全体の4割程度まで減った。この流れの中で総合選抜は廃止された。

高校教育課は「生徒の『学校を選びたい』との思いは強まっている。主体的に学校を選ぶことで入学後の意欲が高まるはずだ」とする。ただ、制度変更1年目の今春は、結果が読めず保護者や受験生に不安が広がっている。団体職員の男性(52)=左京区=の中学3年の三男(15)は、まもなく公立高入試に望む。平均的な成績で地元の普通科への進学を希望するが、男性は「もし何かの加減で落ちたら…」との心配がぬぐえない。「なぜ今年に当たったのか。子供が実験台になっている」